どうも、めがねです。化学メーカーでサラリーマンやってます。
皆さん、AI使ってますか?
会社に導入されたけど

自分の仕事にピンとくる活用方法がないな~
って方多いはず。
そこで
本記事では、AIを使った自動分類について解説します。
予算管理や商品管理など応用が効く方法です。
実際に僕も使用していて、業務時間を削減できている方法なので、是非読んでみてください!
AIを活用した自動分類シチュエーション
今回は以下のシチュエーションを想定して、解説します。
- シチュエーション
予算使用使途の分類 - 具体例
部署内での予算管理業務に携わっているAさん。大まかな予算の使用状況を把握するために、まず、商品名を分類わけをしている。商品名は決まった商品を買うわけではなく、また同じ商品でも表記ゆれがあることから、1つ1つの商品名から分類を判断し、手打ちで入力している。また、商品名から分類ができない場合は、その商品について調べたり、担当者に確認するなど手間が生じる。商品数はゆうに1000を超えることもあり、業務上でかなりの負担となっている。
この分類作業をAIに代わりにやってもらうことで、残業時間の削減を目指す。
AIを活用した自動分類方法
それでは、さっそく使用方法について解説していきます!
AIに読み込ませる分類見本の作成
まずは、AIに商品と分類の組み合わせを学習させるために、見本を作成します。
これまでの業務で分類したデータがあれば、それを流用するのが良いでしょう。
見本データは、1列目に商品名、2列目に分類名となるようにし、CSV形式とします。
今回は以下のデータを使用しました。
見本データ
スパナ,工具
プロジェクター,IT機器
点眼薬 10ml,医療用品
釘,建材
トイレットペーパー,日用品
はんだごて,工具
トナー,事務用品
キャビネット,家具
手術用マスク 3枚入り,医療用品
スポットライト,照明
事務用カッター,事務用品
付箋,事務用品
タオル,日用品
バール,工具
洗浄剤,薬品
ノートPC,IT機器
チェア,家具
収納棚,家具
デスクランプ,照明
除菌スプレー,薬品
オーブンレンジ,家電
カテーテル 50cm,医療用品
インクジェットプリンター,電子機器
ウイルス除去剤,薬品
電球,照明
殺菌ペースト,薬品
掃除機,家電
ソファ,家具
玄関マット,日用品
包帯 10m,医療用品
ボディソープ,日用品
ボールペン,事務用品
消毒液 500ml,医療用品
エアコン,家電
工具セットPro,工具
デスク,家具
懐中電灯,照明
ノコギリ,工具
ファイル,事務用品
注射器 5ml,医療用品
モルタル,建材
カメラ,電子機器
ビス,建材
包帯 5m,医療用品
ドライバー,工具
カッター,工具
歯ブラシ,日用品
プリンター,IT機器
コピー機,電子機器
絆創膏 20枚入り,医療用品
蛍光灯,照明
モニター,IT機器
ドアストッパー,日用品
炊飯器,家電
定規,事務用品
ウエスビケーバル,IT機器
ペンチ,工具
セメント,建材
名刺,事務用品
コピー用紙,事務用品
マウス,IT機器
防錆剤,薬品
シーリングライト,照明
封筒,事務用品
ダイニングテーブル,家具
本棚,家具
塗料,建材
会議テーブル,家具
冷蔵庫,家電
電気ケトル,家電
電子レンジ,家電
DIY工具セット,工具
医療用グローブ 100枚入り,医療用品
電動ノコギリ,工具
パソコン,IT機器
書類整理用品,事務用品
洗濯機,家電
シャープペンシル,事務用品
消毒液,薬品
ペンキ,建材
抗菌シート,薬品
オフィスチェア,家具
レーザープリンター,電子機器
ホッチキス,事務用品
タイル,建材
デジタル一眼レフ,電子機器
ハンマー,工具
HDMIケーバル,IT機器
スリッパ,日用品
グルーミングライト,照明
スキャナー,IT機器
洗剤,日用品
LEDライト,照明
ベット,家具
点滴セット 500ml,医療用品
電動ドリル,工具
シャンプー,日用品
ゴミ袋,日用品
農薬,薬品
キーボード,IT機器
見本データはエクセルで入力し、CSV形式でエクスポートしても作成できます。
見本のデータ数は多いほど、分類を全体的に網羅しているほど分類の精度が上がります。
今まで自動で分類するには、商品名の統一やデータの表記ゆれ修正など、時間のかかる下準備が必要でした。
今回の方法では、それらを考慮して分類してくれるので、生のデータでOK。
AIへの分類見本読み込み
つぎに、作成した見本データをAIに読み込ませていきます。
本記事では、chatGPTを使用します。
まずは、chatGPTに以下の文章をコピペします。
商品名と分類を対応させた見本データをもとに、これから入力する商品名から、類似性の高そうな分類を予想してください。
予想できない商品名については、不明と返してください。
#見本データ
「#見本データ」の下に、先ほど作成した見本データをコピペし、送信します。
Shift+Enterキーで、送信前のチャットを改行できます。

これで準備は完了!
さっそくAIに分類してもらいましょう。
AIによる自動分類
分類したい商品名を入力すると、その商品に適した分類を回答してくれます!
半角全角の表記ゆれがある場合
見本データには「キーボード」と入力されていますが、半角全角表記ゆれに問題なく「IT機器」と分類できています。
商品名に機番や個人名が入っている場合
こちらもあるあるだと思います。機番や個人名が入っていてもしっかりと分類してくれてますね。

分類不明な商品名
見本データには明らかに含まれていない、「おにぎり」、「宇宙」と入力しましたが、しっかり「不明」と返してくれました。無理に分類されて、後から再確認が必要になっては本末転倒ですから、とても便利です。

「不明」となった商品名については、手動で分類し、見本データに追加しましょう!
次回から分類してくれるようになります。
まとめて一括分類
個別での入力は面倒なので、一括で入力してみました。ちゃんと分類できています。かしこい✨

AIを活用した自動分類での注意点
注意点がありますが、AIを活用するうえで一般的なことなので、ご存じの方もいると思います。
ですが、重要な注意事項になるので、しっかり確認するようにしてください。
- 生成AIは、入力する情報を学習し、情報漏洩につながる可能性があります。社内AIが導入されている場合はそちらを利用し、情報漏洩の問題がないことを、しっかり確認しましょう。
- 出力結果は確認してください。見本が少ないと間違えたり、分類間で商品名が似ていると、誤分類する可能性があります。
「AIを活用した自動分類」のまとめ
今回の記事では、AIを活用した自動分類方法について詳しく解説しました。
見本データを用いてchatGPTに学習させ、商品名の表記ゆれや特殊なケースにも柔軟に対応することで、
手作業の分類業務を大幅に効率化できる点がポイントです。
今回のように、AIは業務時間の削減、ひいては残業時間の削減につなげられます。AIは触っていると、
「これもできるのか、じゃああれもできそうだな」
と活用方法が見えてきますので、ぜひ明日から…
いや、
今から使ってみてください!!
それでは、めがねでした👓